働く人のキャリアに滋養を与え、育み、力強さをもたらし、躍動を創り出す。

【キャリアデザイン】優先順位は何ですか?

事例・実績

離婚歴のある40代前半女性。

両親と同居で保育園に通うお子さんを養育中。

離婚するタイミングで専業主婦から社会復帰を希望。

そのブランクと将来を見据えたキャリアデザインの必要性を感じて来談。

本人の希望と適性を十分に検討し、要望通りの業界に職を得た。

以来、約2年間。

コツコツと頑張り、専門性の高い業界でのキャリアを積み上げてきた。

 

さあ、これから更にという時に父親が病に倒れた。

家族で協力して看病にあたる中、今度は母親が過労で倒れた。

彼女の肩にのしかかるものが大幅に増えた。

それでも踏ん張る彼女を嘲笑うかのように、

5歳の子どもが原因不明の病に倒れ緊急入院。

成す術が無くなった。

 

職場に休暇を申し入れ、その日数が増えるに従って圧力がかかり始めた。

「大丈夫なの?」

その冷たい一言は、彼女自身を慮るものではなく、

「これ以上休まれると迷惑なんだけど!」

「プライベートなことの始末くらい、しっかりつけてよね!」

という心無いメッセージの裏返しだった。

 

気力にも体力にも限界を感じた彼女は、ここで退職を決意する。

苦渋の決断だった。

 

その後、家族も少しずつ快復し、日常生活も落ち着きを取り戻し、

再度のキャリアデザインでの来談である。

両親のこと、子供のこと、自分のこと。

全てをひっくるめて考え直したいと彼女は言った。

 

辞めることになったが専門職は僅かながら「実務経験」がついた。

年単位で勤務できる基礎力は評価できるし、

40歳を目前に専業主婦から社会復帰をしての勤務実績としては十分に評価できる。

しかし、彼女はこの専門職には戻らないと決めた。

 

家族が病に倒れたことで自分自身を見つめ直し、

彼女なりのライフワークを見つけたというのだ。

資格を取得し、いずれは在宅で開業したいとのこと。

それならばとライフキャリアプランシートの修正にかかる。

 

両親のこと、子供のこと、自分のこと。

時間とお金と条件と、何を優先していくのかを考えた。

 

今の彼女の第一優先は「勤務条件」。

働く時間と曜日がある程度限定されるので、

イレギュラーの残業やシフト変更無く働けるところがいい。

職種は問わないが、子どもの病気に備えて理解がある所がいい。

サービス業は急に休むと代替えが効かないので避ける。

この条件で働くのは向こう3年間。

3年後には開業する目標を掲げた。

 

であればと「派遣」で働く選択をした。

「派遣」の良い所をフル活用することにしたのだ。

彼女の最終目的は開業。

それまでの月日を「契約」によって就業する。

彼女の希望に合いそうな色合いの派遣会社を選び登録。

希望通りの条件でリスタートをきることになった。

 

悲しいかな女性はライフステージが変わりやすい。

出産は最たるもので、こればかりは男性に代わってもらえない。

育児や介護もまだまだ女性中心。

目の前にその時が来たら、どうしたって動くのは女性なのだ。

 

しかし、世の中の理解や制度が劇的に変わるのを待ってはいられない。

ならば、自分の優先順位をきっちり考えておくことだ。

お金なのか、職種なのか、勤務条件なのか。

そしてその働き方はいつまでなのか。

いつキャリアチェンジをするのか。

どこでキャリアップを望むのか。

 

キャリアとは個人の生き方そのもののこと。

キャリアデザインとは個人の生き方の設計図です。

自分の人生は自分が決めていく、という姿勢が大切です。

 

あなたの優先順位は何ですか?

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