働く人のキャリアに滋養を与え、育み、力強さをもたらし、躍動を創り出す。

【キャリアデザイン】仕事に引きこもらない働き方

キャリアデザイン

感性を触発する。

それは作業でしかないのかもしれない。

 

日々の仕事、例えば主婦(夫)業や育児も含めおよそ自分が「働いて」いる事柄に関して、

忙しさのあまり、ともすれば、脳内引きこもりならぬ「私業」引きこもりになってはいないか。

 

毎日のルーチンワーク、流れ作業、応対、連絡、

諸々のやらねばならない仕事に忙殺された挙句、

オーバーワークになりすぎるあまり業務に埋没してしまってはいないだろうか。

 

かくいう私がそうだった。

ワーカーホリックと言えばそれまで。

忙しいとは聞こえはいいが、余裕がないことの裏返しのこともある。

 

気がつけばオフィスにひとりぼっち。

朝、さっき帰ったばかりの会社にもう出勤している、

何とも言えない焦燥感は、どんなに否定しても拭えなかった。

 

ある日突然ブチキレて、全部放ったらかして逃げた。

と言っても、当たり前のようにしていた休日出勤をやめて、

業務用電話の電源をオフにして、一泊二日の一人旅にでただけなのだが。

 

しかし、これが良かった。

 

常に仕事で一杯だった頭を空っぽにして、忘れていた非日常を味わう。

お腹が空けばごはんを食べ、疲れたら休み、気が向けば足を運び、寄り道三昧。

誰に気兼ねもなく歌い、歩き、人と話し、初めての事にプチトライする。

 

空っぽだった器に並々と水が注がれて行く感じ。

 

中が潤えば、更に自由になり、笑う事、話すこと、感じることが増える。

温かさ、冷たさ、痛さ、そんな感覚が蘇る。

感性を触発されて、感受性が蘇る。

 

かくして、十分に楽しんだ後の仕事は、本当に楽しくクリエイティブだった。

 

自分は「仕事」に引きこもっていただけなのだ。

 

今目の前にあるものだけ、それだけを見ていてはダメだ。

机上の論理では何も解決しない。

現場に評論はいらない。

 

この先の人口減少問題や地方自治体存亡問題を踏まえて現場の改革は、

手段を講じる際にいかに現場の空気を感じとり、

読み取って行くかの「感性」が大切だ。

机上の経営プランに血を通わせ、体温を上げるのは、この「感性」に他ならない。 

 

汗を流して土に触れてみろ。

息を切らして山に登ってみろ。

自らの足で歩き、自らの足で走ってみろ。

クタクタになった肉体からは、

作り上げた枠や壁やボーダーが取り払われ、跡形もなく崩れ落ち、

内に潜む感性は恐ろしいほど敏感になる。

 

こうなった時に見えてくる仕事がどれほど精度の高い、クリエイティブなものであるか。

どんな小さな山でも、その山頂から見渡す景色がいかに心を震わすか、

ぜひ味わってほしい。

 

仕事に引きこもらない働き方を考えて行くことは、

自分の未来の働き方を考えて行くことだと思うのだ。

 

そして企業は、この引きこもらない働き方をぜひ支援してほしい。

今を少し緩やかでしなやかな体制に工夫するだけでいい。

このしなやかさが働く人に想像以上の強さをもたらすことを知ってほしい。

 

人と人が創り上げるから「協働」というのではないか。

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